【少年死刑囚一覧】


戦後犯罪の確定少年死刑囚一覧
氏名・犯時年齢 事件日犯行内容・逮捕日・裁判罪名 凶器 一審
(求刑公判新聞)
控訴審 上告審 備考
1 文山将吉郎 (文山特次郎)
18歳?
 1945年9月11日朝、兵庫県相生市大島町のOさん方で、Oさんの妻と長男、妻の甥と同居人が殺害されているのが発見され、現金と時計や指輪が奪われていた。指名手配され9月15日に洲本市で逮捕
【神戸45.9.17】
(強盗殺人)
日本刀 4 1945.12.24 神戸地裁
姫路支部
死刑
【神戸地方検察庁沿革誌】
1946.1.7
確定【GHQ】
取下げ
・1946.4.13死刑執行【GHQ】
・神戸地方検察庁の年表で犯行時18歳
・GHQ資料では執行時20歳になっていて年齢が合わない。
渡辺 茂
19歳?
 1945年9月20日夜、静岡県志田郡葉梨村で老女を殺害し米や蒲団を奪い逃走。9月23日逮捕【中部日本静岡45.9.25】
(強盗殺人)
1 静岡地裁 1946.4.15?に死刑の言い渡し
【静岡47.4.26】
・確定日不明
・静岡新聞1947年4月26日では執行済みと報道
・静岡新聞と中部日本新聞で逮捕時の年齢が数え年で20歳となっている
2 中島 昇
19歳7か月
 1946年2月7日、愛知県岡崎市で菓子雑貨商の母子を殺害し金品を強奪。【読売愛知46.2.8】3月19日逮捕【中部日本46.3.21】
(強盗殺人)
手斧 2 1946.7.2【中日46.7.3】
名古屋地裁
岡崎支部
死刑
1946.10.16【GHQ】
名古屋控訴院
死刑
上告せず【GHQ】 ・1947.7.19死刑執行【GHQ】
斉藤 和一
19歳?
 1946年7月9日、長野県北アルプスの山小屋で他1名と共謀し宿泊客の慈恵医大生4人を角棒で襲撃し2名を殺害し2名に怪我を負わせた。【中日長野46.7.11】7月10日逮捕【中日長野46.7.12】
(強盗殺人、同未遂)
角棒 2 1946.11.28【信濃毎日46.11.29】
長野地裁
松本支部
死刑
(読売長野46.11.11)
1947.8.11【GHQ】
東京高裁
死刑
1947.9.20
上告取下【GHQ】
・新聞記事では逮捕時に数え年で(21)、事件から1年1ヶ月後の高裁判決文では(当20)となっていて辻褄が合うが、GHQ資料の生年月日では犯行時23歳となってしまう
・共犯の香川義春も死刑確定
・1948.7.13死刑執行【GHQ】
3 鬼頭 正一
(伊藤幸助)
17歳4か月
 愚連隊メンバーと共謀し、1947年6月19日に千種区唐山町の民家に侵入し夫妻と娘を縄で縛り、金品を奪いし妻を刺身包丁で切り付け怪我を負わせた。また同月21日には愛知郡天白村の民家に侵入し就寝中の女性2名を襲撃し、紐で縛り布団蒸しにして窒息死させて殺害し衣類等30数点を強取した。【刑集37】6月26日逮捕【中日47.6.27】
(強盗殺人、強盗傷人)

刺身包丁
天秤棒
2 1947.9.4【刑集37】
名古屋地裁
死刑
(中日47.8-20)
1948.3.11【刑集37】
名古屋高裁
控訴棄却
上告せず【刑集37】 ・旧少年法適用事件
・本人の意思に反する控訴として棄却【中日48.3.12】
・現行法施行後、恩赦で無期懲役に減刑1949.3【東京49.3.16】
・共犯のH.S(16~17)は無期懲役判決(求刑死刑)【中日47.9.5】
・収監中の名古屋刑務所で他の死刑囚と大暴れ【中日48.6.10】
4 邑神 一行
19歳8か月
 1946年9月16日、佐伯郡吉和村の実家において、勤務先で金銭トラブルで仕事を辞め、実家に帰ってもまともに働かず、母と妹から邪魔者扱いされていたが、「働かない者は食べなくていい」と夕食を残さず就寝した母妹に憤慨し、わら打槌で母妹を殴打して殺害したうえに遺体を古井戸に投げ入れた。【刑集37】1947年1月17日引致【中国47.1.19】
(尊属殺人、殺人、死体遺棄)
わら打槌 2 1947.5.23【刑集37】
広島地裁
無期懲役
(中国47.5.19)
1947.8.25【刑集37】
広島高裁
死刑
1948.3.12【読売48.3.13】
最高裁
上告棄却
・窃盗の前歴1件あり【高裁判決文】
・死刑制度合憲判決事件。この上告審判決の憲法解釈が、現在も死刑制度存置の根拠とされている
1949.7.27死刑執行【GHQ】
5 李 祥根
(松原三郎)
17歳7か月
 1947年4月9日、岐阜県大野郡清見村の雇主方において、雇主の妻に借金を申し出たのを断られ口論の上に激昂し同女を包丁で刺殺し、更には長女と次男も刺殺し、金品を奪い逃走した。【刑集37】5月9日青森県弘前で逮捕【岐阜タ47.5.11】
(殺人等)
包丁 3 1947.7.16【刑集37】
岐阜地裁
高山支部
無期懲役
(岐阜タ47.6.17)
1947.11.25【刑集37】
名古屋高裁
死刑
(朝日熊本47.11.26)
1948.6.8【刑集37】
最高裁
上告棄却
・旧少年法適用事件
・現行法施行後、恩赦で無期懲役に減刑1949.3【東京49.3.16】
・日本語で会話不能で通訳付きの裁判【岐阜タ47.6.17】
6 青木 敏朗
17歳8か月
 金員に困り1947年12月18日、鹿児島市西千石町の雑貨商宅に侵入し、夫と妻をを細引きで縛り上げ、金品を奪い、手斧で夫と長女を殴打し殺害して、更に妻にも重傷を負わせ放火し逃走したが、付近の者に消し止められ放火は未遂【南日本47.12.22】12月20日逮捕【南日本47.12.22】
(強盗殺人、同未遂、放火未遂)
手斧 2 1948.2.27【刑集37】
鹿児島地裁
死刑
(南日本48.2.21)
1948.11.29【刑集37】
福岡高裁
宮崎支部
死刑
上告せず【刑集37】 ・旧少年法適用事件
・現行法施行後、恩赦で無期懲役に減刑1949.4.6【南日本49.4.15】
・減刑後に精神病で医療刑務所へ【矯正医学48巻】
・収監60年以上長期無期懲役服役囚【法務省仮釈放の運用状況】
7 山本 明秋
18歳5か月
 「遊んでばかりで金遣いが荒い」と母に告げ口した近隣の女性を恨み、同女を殺害して金品を強取しようと企て、1948年2月5日、和歌山県日高郡船着村の同女方に侵入し炊事場の出刃包丁で就寝中の同女を突き刺して殺害し、さらにその傍らで就寝中の長男も頸部をタオルで絞めて窒息死させ、衣類等30数点を強取した。【刑集37】2月6日逮捕【紀伊48.2.9】
(強盗殺人)
出刃包丁
タオル
2 1948.3.31【刑集37】
和歌山地裁
田辺支部
死刑
(紀伊48.2.20)
1948.8.12【刑集37】
大阪高裁
死刑
1949.2.15【刑集37】
最高裁
上告棄却
・1951.6.5 死刑執行【紀伊51.6.7】
8 遠藤 進
19歳5か月
 金員に困り共犯と共謀のうえ1947年6月6日、福島県伊達郡伊達崎村の金を貯め込んでるとうわさの夫婦の家を裁判所の家庭調査を装って訪れ、雑談し機会をうかがっていたが、その機会がなかったことから、前記夫婦を絞殺して強盗しようと企て、被告人は手拭で夫の頸部を、共犯者は内妻の頸部をそれぞれ絞めて殺害し金品を強取した。【刑集37】7月3日逮捕【福島民報47.7.5】
(強盗殺人)
手拭 2 1947.9.18【刑集37】
福島地裁
死刑
(読売福島49.9.13)
1948.9.7【刑集37】
仙台高裁
死刑
1949.3.3【刑集37】
最高裁
上告棄却
・共犯の藤倉二郎も死刑確定
・1950.1.20死刑執行【GHQ】
9 斎藤 守
19歳0か月
 ブローカー業をしていたが上手くいかず、借金の返済に困り1947年8月27日、知人の女性を砂糖の買出しに誘い出し、熊本県宇土郡三角町の雑木林において、折畳式西洋小刀で同女の胸部を突き刺した上、更に人頭大の石塊を頭に落とす等して殺害し、現金を強取した。【刑集37】8月30日逮捕【熊日47.8.31】
(強盗殺人)
小刀
石塊
1 1947.11.24【刑集37】
熊本地裁
死刑
1948.10.12【刑集37】
福岡高裁
死刑
1949.4.20【刑集37】
上告取下
10 守護 和雄
19歳1か月
 金員に困り他1名と共謀の上、以前衣類等を売却したことのある老女を殺害して金品を強取しようと企て、1948年3月7日、空知郡滝川村の同女方において、同女の首を手拭等で絞め窒息死させた上、金品を強取した。他に窃盗2件の余罪あり。【刑集37】3月11日逮捕(12日とする報道もあり)【北海道48.3.13】
(強盗殺人、窃盗)
手拭 1 1948.9.27【刑集37】
札幌地裁
死刑
1949.2.8【刑集37】
札幌高裁
死刑
1949.5.17【刑集37】
上告取下
・共犯の佐藤茂も死刑確定
・村野薫【日本の死刑】に1954年1月に共犯と共に個別恩赦になった記載があるがそれを裏付ける資料として【法務統計月報S29.3】と【刑政69巻8号P78】がある。
11 山田 秀則
18歳10か月
 淋病の治療費目当てに多額の現金を持っている近隣の老夫婦を殺害して所持金を強取しようと決意し、1947年12月20日、熊本県八代郡滝峰村の同人方において、老夫婦を斧で頭部を殴打して即死させ丸帯1本を強取した。【刑集37】12月23日逮捕【熊日47.12.25】
(強盗殺人)
2 1948.4.26【刑集37】
熊本地裁
八代支部
死刑
1948.11.13【刑集37】
福岡高裁
死刑
1949.5.31【刑集37】
最高裁
上告棄却
・1951.6.5 死刑執行【警察指紋制度のあゆみ】
12 山田 作一
18歳3か月
 1948年4月2日、磯谷郡南尻別村の被害者方に強盗目的で侵入し、主婦に見つかり持っていたバリで頭部を殴打したところ、同女が金品を差し出して「これで勘弁してください」と命乞いしたのに更にバリで頭部を殴打しあいくちで胸部を突き刺して殺害。次いで同女の長男と次男の頭部を同様にバリで殴打して殺害し金品を奪った。【刑集37】4月5日逮捕【北海道48.4.6】
(住居侵入、強盗殺人)
バリ
あいくち
3 1948.5.11【刑集37】
札幌地裁
小樽支部
死刑
1948.10.27【刑集37】
札幌高裁
死刑
1949.7.15【刑集37】
上告取下
・逮捕から一審死刑判決まで約1ヶ月
13 宗岡 省吾
18歳10か月
 勤務先の学校の同僚教員を妊娠させるなど日頃から素行が悪く、両親から叱責されていたことを恨んでいたところ、父から厳しく叱責され、母にも殴打されたために両親を殺害しようと決意し、1948年6月11日、広島県賀茂郡志和堀村の自宅において、入浴中の母の頸部をあいくちで突き刺して即死させ、更に帰宅した父に背後から飛びかかってあいくちで頸部を突き刺して即死させて殺害した。【刑集37】6月14日逮捕【中国48.6.15】
(尊属殺人)
あいくち 2 1949.2.12【刑集37】
広島地裁
死刑
(中国49.1.19)
1950.1.25【刑集37】
広島高裁
死刑
1950.2.21【刑集37】
上告取下
・政令恩赦で無期懲役に減刑1952.4.28【中国52.4.28夕】
・京都拘置所から廣島拘置所に移送中に逃走を試みるが格闘の末に取り押さえられる【中国48.12.4】
14 古川 高志
19歳5か月
 金員に窮し実兄と共謀の上、民家に侵入して家人を殺害し金品を強取しようと企て、1947年5月23日兵庫県赤穂郡矢野村の民家に侵入し、被告人において就寝中の夫婦(男37歳・女35歳)の頭部を所携の斧で強打し死亡させ衣類等数10点を強取した。他に強盗の余罪1件あり。【刑集37】6月14日逮捕【刑資115】
(強盗殺人、強盗、住居侵入)
2 1947.11.14【刑集37】
神戸地裁
姫路支部
死刑
1948.7.20【刑集37】
大阪高裁
死刑
1949.5.10【刑集37】
最高裁
破棄差戻
・実兄・古川時夫は控訴審で無期懲役確定(求刑死刑)【刑資115】
・兄の身代わり説あり
・1953.2.20死刑執行【毎日53.2.27】
1949.12.26【刑集37】
大阪高裁
死刑
1951.2.2【刑集37】
最高裁
上告棄却【刑集37】
15 大谷 欣完
19歳4か月
 金員に困り妻にも逃げられて自暴自棄になり、1949年6月3日福島県石城郡高久村の叔母の家に侵入し、就寝中の夫婦、長男と次男の一家4名を所携の短刀で刺殺したが、金品の強取は未遂に終わった。【刑集37】6月6日逮捕【福島民友49.6.8】
(強盗殺人)
短刀 4 1950.4.5【刑集37】
福島地裁
平支部
死刑
(読売福島50.3.16)
1950.12.28【刑集37】
仙台高裁
控訴棄却
1951.7.6【刑集37】
最高裁
上告棄却
・確定後に大谷欣児の名で短歌を作っていた【吉野秀雄全集第8巻】
16 杉山 優
18歳4か月
 隣家の風呂屋に覗かれたなど注意され日頃から関係性が悪く、同人らを殺害しようと企て1949年9月14日小田原市井細田43番地の前記隣家に侵入して、就寝中の夫婦及びその母を所携のナタで殴打して殺害し、さらには次女と長男の各頸部に電気コードを巻きつけて絞め付け所携の肉切包丁で頸部を突き刺して殺害した、長女の頭部を前記なたで殴打して殺害をはかったが、傷害を負わせたにとどまり未遂に終わった。【刑集37】9月14日逮捕【神静民報49.9.15】
(殺人、同未遂)
ナタ
電気コード
肉切包丁
5 1950.1.12【刑集37】
横浜地裁
小田原支部
死刑
(朝日神奈川49.12.29)
1951.3.20【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1951.9.6【刑集37】
最高裁
上告棄却
・政令恩赦で無期懲役に減刑1952.4.28【河北52.4.29】
・1984年12月19日、仮出獄後の殺人未遂罪(被害者2名)で懲役8年判決【朝日84.12.19】
17 安斎 金蔵
18歳3か月
 ほか1名(15歳)と共謀の上、金があることを聞いた民家の家人を殺害して金品を強取しようと企て、1950年4月26日、宮城県仙台市の民家に侵入し、就寝中の同家雇人の頭部を、共犯者においてなたをもって就寝中の主人の前額部を各々切り付け、次いで被告人において、その妻の頭部を切り付け、雇人には全治約50日間の、主人に全治未定の重傷を各負わせ、妻を殺害した上、現金や預金通帳等を強取した。【刑集37】4月29日逮捕【河北50.4.30】
(強盗殺人、同未遂)
まさかり
なた
1 1950.12.7【刑集37】
仙台地裁
無期懲役
(読売宮城50.11.22)
1951.5.18【刑集37】
仙台高裁
死刑
1951.10.18【刑集37】
最高裁
上告棄却
・少年院入院歴あり【読売宮城50.4.30】
共犯は懲役15年
・1955.1.29死刑執行【河北55.1.30】
18 神戸 政男
19歳4〜8か月
 小遣銭欲しさに婦女を襲い金品を強取し、あるいは強いて姦淫しようと企て以下の事件を起こした。
 1.1947年11月30日、浪速区栄町で帰宅中の女性を脅迫して強いて姦淫し、更に通行人の気配がしたため、発覚をおそれて同女の咽喉部を扼圧して同女を窒息死させ、衣類等10数点を強取し、
 2.1948年3月29日、大阪生野区南生野町で通行中の女性の咽喉部を扼圧して姦淫し、同女を窒息死させて金品を強取し、
 3.同年4月7日、天王寺区桃谷付近を通行中の女性の咽喉部を扼して人事不省に陥れて金品を強取し、前記暴行により約1週間の傷害を負わせた。【刑集37】4月7日逮捕【毎日大阪48.4.9】
 他に強盗強姦5件、強盗2件の余罪あり。
(強盗強姦、同致死、同致傷、強盗傷人、強盗、窃盗)
手(絞扼) 2 1948.12.28【刑集37】
大阪地裁
死刑
1951.2.22【刑集37】
大阪高裁
死刑
1951.12.21【刑集37】
最高裁
上告棄却
※正式確定は1952年1月
・16歳の時、強姦致傷等により懲役15年に処せられたものの、肋膜炎により刑執行停止後の犯行【集刑289】
・大阪地検の2階から飛び降り全治3週間の怪我【朝日大阪48.4.11】
19 坂本 登
19歳10〜11か月
 古谷惣吉と共謀の上、古谷の知人から金品を奪おうと企て、1951年5月15日福岡市中比恵で知人を誘い出し金品を強要したところ、同人が逃げ出したので被告人は所携のマフラーで前記男の首を緊縛し、古谷は同様に腰紐で絞め付けて殺害し財布を強取し、更に同年6月3日、八幡市内幸ノ上の民家に侵入し、物色中、主人が帰宅し発見されたため、同人を殺害して金品を強取しようと考え、首を絞めて窒息死させ、金品を強取した。【刑集37】7月27日逮捕【西日本51.7.28】
(強盗殺人)
マフラー
2 1951.11.7【刑集37】
福岡地裁
死刑
(朝日西部51.10.16)
1952.4.9【刑集37】
福岡高裁
控訴棄却
1952.4.21【刑集37】
上告取下
(24日、検察非上告で確定)
・1953.3死刑執行
【西日本55.6.16夕】
・共犯の古谷は坂本の処刑後に逮捕・起訴され、1955年6月16日、福岡地裁で懲役10年判決(求刑無期懲役)【西日本55.6.16夕】。出所後に8人を殺害し、死刑確定【読売78.11.28夕】
20 勝又 清一
19歳11か月
 情婦に貢ぎ借金の返済に困り、1953年3月3日夜に御殿場市の役場に侵入し金品を窃取し、宿直員に発見されたような気配を感じたので宿直室で就寝中の宿直員2名を薪割りで殴打していずれも即死させ、金品を強取した。【刑集37】3月23日逮捕【静岡52.3.25】
(強盗殺人)
薪割り 2 1952.8.30【刑集37】
静岡地裁
沼津支部
死刑
1953.4.3【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1953.11.19【刑集37】
最高裁
上告棄却
1953.12.16
訂正申立棄却【集刑89】
・控訴審で死刑合憲判決【静岡53.4.4】
・紅林麻雄が捜査担当【静岡52.3.25】
21 中島 英蔵
19歳10か月
 他1名と共謀し1947年1月23日、大阪市東成区の看板屋の知人方に1泊し、同人らが就寝したのをみはからって、被告人において、野球用バットで知人の頭部を殴打し、更に電気コードで頸部を絞めて窒息死させ、前記暴行を見ていた知人の養子の頸部をマフラーで絞扼して窒息死させ金品を強取した。他に窃盗2件、強盗1件の余罪あり。【刑集37】1952年4月21日逮捕【大阪52.11.30】
(強盗殺人、窃盗、強盗)
野球用バット
電気コード
マフラー
2 1952.9.9【刑集37】
大阪地裁
死刑
1953.5.19【刑集37】
大阪高裁
控訴棄却
1954.1.12【刑集37】
最高裁
上告棄却
・共犯の中島謙治は1948.11.9死刑確定
1949.11.30死刑執行【GHQ】
・一審死刑判決後に拘置所から脱獄。【朝日52.11.30】
22 松井 永明
19歳7か月
 大阪南区瓦町の住み込み先菓子問屋で日頃から待遇などについて雇主に反感を抱いていたところ、被告人が愛情を持っていた女店員が叱責されたことで店を出ていくことに憤激して、雇主一家4名を殺害しようと考え、1953年9月15日、就寝中の雇主夫婦、長女、次女の順で所携の角材で殴打した上で前期雇主及び長女、次女の3名に対しその頸部をジャックナイフで突き刺し4名を殺害した。【刑集37】9月15日逮捕【朝日大阪53.9.15夕】
(殺人)
角材
ジャックナイフ
4 1955.2.26【刑集37】
大阪地裁
死刑
(大阪54.6.26)
1956.2.20【刑集37】
大阪高裁
控訴棄却
1956.12.21【刑集37】
最高裁
上告棄却
※正式確定は1957年1月
・警察より早く現場に駆けつけた大阪新聞の記者が取り押さえた【大阪53.9.16】
23 谷口 繁義
19歳2か月  
 《財田川事件》
 借金の支払いと小遣銭欲しさに、以前盗みに入ったことのある民家に侵入し家人を殺害してでも金品を強取しようと企て、1950年2月28日、香川県財田村の民家において、所携の刺身包丁で就寝中の主人を突き刺して殺害して現金を強取したとする事件。【刑集37】8月1日逮捕【判時1107】
(強盗殺人)
刺身包丁 1 1952.2.20【刑集37】
高松地裁
丸亀支部
死刑
(朝日香川52.1.19)
1956.6.8【刑集37】
高松高裁
控訴棄却
1957.1.22【刑集37】
最高裁
上告棄却
・再審無罪確定
再審
1984.3.12【読売84.3.12夕】
高松地裁
丸亀支部
無罪判決
控訴せず
24 井戸 八郎
19歳9か月
 1954年12月1日、兵庫県揖保郡新宮町相坂峠付近の道路上で女性をみて劣情を催し、同女にあいくちを突き付けて強いて姦淫し、女性が「警察に届け出てやる」と言ったために犯行発覚を恐れ同女をあいくちで突き刺し殺害し、金品を強取した。【刑集37】12月6日逮捕【神戸54.12.7】
(強姦、強盗殺人)
あいくち 1 1955.8.27【刑集37】
神戸地裁
姫路支部
無期懲役
(神戸55.8.5)
1956.9.18【刑集37】
大阪高裁
死刑
1957.4.5【刑集37】
最高裁
上告棄却

25 山野井 鴻志
18歳4か月
 1954年11月27日、遊ぶ金ほしさに内情を知っている北海道千歳町の自宅裏の質店に押し入り、出て来た店主をこん棒で乱打し殺害、次いで同家茶の間で店主の妻及び次男を殴打し妻も殺害し次男に重傷を負わせ現金と印鑑及び預金通帳の入った金庫1個を強取した。【刑集37】12月7日逮捕【北海道54.12.8】
(強盗殺人、同未遂)
こん棒 2 1955.3.9【刑集37】
札幌地裁
無期懲役
(北海道55.2.17)
1956.8.7【刑集37】
札幌高裁
死刑
1957.8.30【刑集37】
最高裁
上告棄却
1957.9.25
訂正申立棄却【集刑120】
26 松下 今朝敏
19歳7か月
 遠縁の男ほか1名と共謀の上、1949年10月1日に長野県南安曇郡穂高町の不和な遠縁の一家をみな殺しにして怨みをはらし金品を強取しようと企て、大工道具刀広及び日本刀を携え侵入し、就寝中の主人、妻、長男、次男の頭部などを刀広で殴り付けて殺害し、懐中時計、腕時、衣類等10数点を強取した。【刑集37】11月2日逮捕【読売長野49.11.3】
(強盗殺人)
刀広 4 1950.3.31【刑集37】
長野地裁
松本支部
死刑
(読売長野50.3.18)
1955.12.19【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1958.4.17【刑集37】
最高裁
上告棄却
1958.5.21
訂正申立棄却【集刑125】
・共犯の川井春雄も死刑確定【信濃58.4.17夕】
・死刑受執行義務不存在訴訟で死刑執行方法合憲判決【集民57】
27 大久保 公文
19歳9か月
 他1名と共謀の上、八王子市元横山町の知り合いの飲食店経営の女性を殺害して金品を強取しようと企て、1955年2月3日に店に赴き、福笑い遊びの遊戯中に麻縄で同女の頸部を強扼し、更に空ビール瓶で後頭部を強打して殺害し、現金と預金通帳等を強取した。更に他2名と共謀の上で同年3月12日に足立区千住の洋服店夫妻を殺害して金品を強取しようと企て、客を装って店内に入り、すきをみて妻の頭部を樫棒で強打したが、同女が救いを求めたため殺害の目的を遂げず、その際レインコート1着を強取した。【刑集37】2月26日逮捕【毎日55.2.27】
(強盗殺人、同未遂)
麻縄
空ビール瓶
樫棒
1 1955.9.28【刑集37】
東京地裁
八王子支部
死刑
(読売55.9.8)
1958.9.22【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1959.6.16【刑集37】
最高裁
上告棄却
・共犯の吉井房雄は一審で死刑確定【読売58.9.22夕】
・共犯とは少年院で知り合う【刑資203】
28 上田 主税
18歳7か月
 稚内の農家に住み込みで働いていたが1958年2月18日、主人が留守番中に次女を姦淫しようとしたが、抵抗されたため手拭で同女の頸部を絞め気絶させ姦淫し殺害し、金品を窃取して逃走しようと企てたが、帰宅した同家の主人の姪に発見されたため、犯行の発覚をおそれて同女を殺害して金品を強取し逃走した。【刑集37】2月19日逮捕【北海道58.2.20】
(強姦致死、殺人、強盗殺人)
手拭
なた
まさかり
2 1958.9.3【刑集37】
旭川地裁
死刑
(北海道58.8.24)
1959.3.24【刑集37】
札幌高裁
控訴棄却
1960.3.15【刑集37】
最高裁
上告棄却
・窃盗により少年院入院歴あり【刑資197】
・捜査員に追い詰められ火薬を爆発させ自殺未遂で全治1週間の怪我【北海道58.2.20】
29 久保 章
(太田小一)
19歳1か月
 生活費に困り子供を誘拐して両親から身代金を獲得しようと考え、1957年12月17日、福岡県田川市で通学途上の小学生(女)に氏名等を聞いた上で小学校に赴き、担任教諭に母親が急病で入院したなどと嘘を言い、前記小学生を学校から市内の雑木林に連れ出して誘拐したが、同女が大声で助けを求めたため頸部を両手で絞扼し、さらにビニール製細紐等で頸部を緊縛して窒息死させた。脅迫状を前記同女宅に届けたが、警察に届出されたと思いその場から逃走して金員喝取は未遂に終わった。他に詐欺4件、窃盗3件、同未遂1件の余罪あり。【刑集37】1958年1月2日逮捕【朝日西部58.1.3】
(営利誘拐、殺人、窃盗、恐喝未遂、詐欺、窃盗未遂)
手(絞扼)
ビニール製細紐
1 1959.6.30【刑集37】
福岡地裁
飯塚支部
死刑
(朝日西部59.6.16夕)
1959.10.6【刑集37】
福岡高裁
控訴棄却
1960.6.9【刑集37】
最高裁
上告棄却
1960.6.29
訂正申立棄却【集刑134】
・上訴の趣意は「はじめから殺すつもりはなかった」だったが棄却【朝日西部59.10.6夕】
30 李 珍宇
(金子鎮宇)
18歳1〜5か月
<小松川女高生殺し事件>
1958年4月20日、江戸川区上篠崎町で自転車で進行中の女性を強姦しようと企て、同女を道路脇の田圃の中に転落させ、手でその咽喉部・頸部を絞める等の暴行を加えて姦淫し、同女をして前記暴行により間もなく窒息死させた。更に同年8月17日、小松川高校の屋上で読書中の女高生を強いて姦淫しようと企て、にナイフを突きつけ屋上時計台近くまで連行したところ、抵抗しながら大声をあげたために手拭で絞扼して窒息死させた上、強いて姦淫した。【刑集37】9月1日逮捕【読売58.9.1夕】
(強姦致死、殺人・強姦致死)
手(絞扼)
手拭
2 1959.2.27【刑集37】
東京地裁
死刑
(朝日59.2.12)
1959.12.28【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1961.8.17【刑集37】
最高裁
上告棄却
・窃盗事件により保護観察中
【第30回国会 参議院 法務委員会 第3号 昭和33年10月21日】
・1962年.11.16死刑執行【朝日62.11.17】
31 小山 輝夫
19歳7か月
 1958年8月7日、借金返済に困り勤務先の神戸市の自動車修理工場に短剣を持って侵入し雇主夫妻をメッタ刺しにし殺害。更には物音で別室から出て来た雇主の母親を同様に突き刺し殺害し金品を強取した。他に窃盗10件の余罪あり。【刑集37】8月12日逮捕【神戸58.8.13】
(強盗殺人)
短剣 3 1961.3.27【刑集37】
神戸地裁
死刑
1962.5.28【刑集37】
大阪高裁
控訴棄却
1963.2.8【刑集37】
最高裁
上告棄却
1963.2.28
訂正申立棄却【集刑146】
・検察が交通違反の前科を見落としていた為に求刑のやり直し【神戸61.3.27夕】
32 平 徹雄
19歳8か月
 自身ではじめた写真店の経営が上手くいかなくなり借金が増え、意中の女性によく見られたいから店を立て直す資金目的で強盗を企て、1961年5月31日あずきドリンクス2缶にあらかじめ用意していた青酸カリを混入し、熊本市内の派出所で勤務中の巡査に身上相談をしその際に、青酸カリ混入の前記ドリンクスを飲用させて殺害し制服と拳銃を奪った。制服を着用してタクシーで逃走したが、運転手に犯行がバレたと思い、同人の頸部に拳銃2発を命中させて殺害した。【刑集37】5月31日逮捕【熊日61.6.1】
(強盗殺人、殺人)
青酸カリ
拳銃
2 1961.9.28【刑集37】
熊本地裁
死刑
(熊日61.9.14夕)
1962.6.7【刑集37】
福岡高裁
控訴棄却
1963.5.10【刑集37】
最高裁
上告棄却
1963.5.29
訂正申立棄却【集刑147】
・強姦未遂、窃盗の前歴あり【刑資193】
33 水尻 隆幸
19歳11か月
 パチンコ中毒で散財し、冬用の防寒用衣類の購入にも困り、1963年11月6日に以前利用した釧路市の店舗に侵入し、就寝中の夫婦を手斧で殺害し、現金と預金通帳等2点を強取した。他に窃盗1件、同未遂1件の余罪あり。【刑集37】11月14日逮捕【釧路63.11.16】
(住居侵入、強盗殺人、建造物侵入、窃盗、窃盗未遂)
手斧 2 1964.4.27【刑集37】
釧路地裁
無期懲役
(北海道64.4.21)
1965.4.22【刑集37】
札幌高裁
死刑
1966.2.4【刑集37】
最高裁
上告棄却
・20歳誕生日の前日に逮捕【釧路63.11.16】
34 片桐 操
18歳3か月
 1965年7月29日、神奈川県座間で嘘の110番通報をして出動した巡査をライフル銃で撃って殺害し、拳銃1丁等を奪取して警察官に変装して現場を去ろうとしたところにパトカーで駆けつけた巡査2名と鉢合わせになり、拳銃の撃ち合いで巡査1名に全治約1か月間の傷害を負わせ逃亡。その後次々と通行する自動車を脅しては乗り換え、 渋谷の銃砲店に押し入り、拳銃を突きつけて店員らを盾にし警察官と銃撃戦をし16名の者に傷害を負わせた。【刑集37】7月29日逮捕【読売65.7.30】
拳銃 1 1967.4.13【刑集37】
横浜地裁
無期懲役
(読売64.3.14夕)
1968.11.12【刑集37】
東京高裁
死刑
1969.10.2【刑集37】
最高裁
上告棄却
1969.10.23
訂正申立棄却【集刑173】
35 笹沼 充男
19歳11か月
 女性に結婚すると偽り多額の金を貢がせていたが、強く結婚を迫られ邪魔になり、1967年1月26日に結婚を母に承諾させるから会いに行こうと同女を連れ出し栃木県の山道に停車させた自動車内で同女の首を手で絞めつけて、さらにハンドルカバーを首に二重に巻きつけ窒息死させた上、金品を奪い死体をトランクに押し込み、玉川上水路に遺棄した。【刑集37】6月14日逮捕【読売67.6.14】
(強盗殺人、死体遺棄)
手(絞扼)
ハンドルカバー
1 1968.2.7【刑集37】
東京地裁
八王子支部
無期懲役
(朝日67.11.17夕)
1969.5.13【刑集37】
東京高裁
死刑
1970.8.20【刑集37】
最高裁
上告棄却
1970.9.16
訂正申立棄却【集刑177】
・控訴中に拘置所から脱走し、加重逃走罪にも問われる【読売68.4.9】
36 松本 二三男
19歳4か月
 正月に母らと会うのに着て行く服装類、みやげ等を購入するお金に困り、客として出入りしたことのある那須郡烏山町の呉服店に1968年12月28日、裁鋏を片刃に分解したもの持ち客を装い来店。応対した店の妻の背後から頭部等を50数回にわたり突き刺して殺害し、更には2階にいた主人の顔面等を複数回突き刺して殺害し、泣き出した幼女も同様に殺害。金品を強取した。【下野68.12.31】1969年1月9日逮捕【下野69.1.10】
(強盗殺人)
裁鋏 3 1970.11.11【刑集37】
宇都宮地裁
死刑
(読売栃木70.7.22)
1971.6.14【刑集37】
東京高裁
控訴棄却
1971.8.17【刑集37】
上告取下
・極貧の家庭環境で育つ。この事件後に同町では貧困家庭に住宅の斡旋をした。【法令ニュース】
37 菅野 純雄
19歳6か月
 1969年9月1日、宮城県山元町で帰宅途中の女性に出会い、背後から襲いかかり、持っていた小刀で背中に数回突き刺す等して強姦し、同女を失血死により殺害した。他に犯行後逃走途中に民家物置に侵入した住居侵入の余罪あり。【刑集37】9月3日逮捕【河北69.9.4】
(殺人、強姦致死、住居侵入)
小刀 1 1971.1.28【刑集37】
仙台地裁
無期懲役
(読売宮城70.11.29)
1971.8.2【刑集37】
仙台高裁
死刑
1972.6.27【刑集37】
最高裁
上告棄却
・強姦致傷事件により保護観察中【刑月3巻6号】
38 黒岩 恒雄
19歳0か月
 1969年9月10日、質店経営者の長男を誘拐して身代金を奪おうと企て、通学途中の雑踏で同人を誘拐し、公衆便所に連れ込んだが、泣き叫んで暴れたため、持っていたくり小刀で心臓を突き刺して殺害し、その後死体をオープンケースに入れて、渋谷駅構内の携帯品一時預かり所に預けて死体を遺棄した。その後に被害者方に電話をかけ、父親に対して「500万円用意しろ。」などと身代金を要求。他に、身代金目的拐取予備1件、器物毀棄2件、恐喝未遂1件、現住建造物放火未遂1件などの余罪あり。【刑集37】9月11日逮捕【日経69.9.11夕】
(身代金目的略取、同要求、殺人、死体遺棄、身代金目的拐取予備、器物毀棄、恐喝未遂、現住建造物放火未遂)
くり小刀 1 1972.4.8【刑集37】
東京地裁
死刑
(朝日72.2.5夕)
1976.7.20【刑集37】
東京高裁
死刑
1972.12.20【刑集37】
最高裁
上告棄却
※正式確定は1973年1月
・通勤通学時間帯の多くの人が見てる前で連れ去られた事が都会の無関心として問題と報道された【長崎69.9.12】
39 永山 則夫
19歳3〜4か月
 永山則夫連続射殺事件
一連の事件は以下
 1.同月11日、東京のホテルの敷地を徘徊中、警備員に見とがめられて、逃走しようと拳銃で射殺。【読売68.10.11夕】
 2.同月14日、京都の神社境内で警備員を射殺。【京都68.10.14夕】
 3.同月26日、函館でタクシー運転手を射殺し、現金を強取。【北海道68.10.28】
 4.同年11月5日、名古屋でタクシー運転手を射殺し、現金等を強取。【中日68.11.5夕】
1969年4月7日渋谷区内の専門学校に侵入し警備員に発泡する事件起こすが警戒中の警察官に逮捕される【読売69.4.7】
拳銃 4 1979.7.10【読売79.7.11】
東京地裁
死刑
(読売71.6.18)
1981.8.21【読売81.8.22】
東京高裁
無期懲役
1983.7.8【読売83.7.8夕】
最高裁
破棄差戻
・1997.8.1死刑執行【読売97.8.2】
1987.3.18【読売87.3.18夕】
東京高裁
控訴棄却
1990.4.17【読売90.4.17夕】
最高裁
上告棄却
1990.5.9
訂正申立棄却
【読売90.5.10】
40 関 光彦
19歳1か月
 1992年3月5日、暴力団関係者から要求された金銭を工面するため、千葉県市川市の以前強姦をした少女方に行き、在宅していた少女の祖母を電気コードで首を絞めて殺害し、その後帰宅した母と父も包丁で次々に突き刺して殺害し、現金や預金通帳等を奪い、犯行の発覚をおそれて少女の妹も同様に包丁で突き刺して殺害した。ほか、傷害、強姦、強姦致傷、恐喝、窃盗の計14の余罪あり。【読売京葉92.3.7】3月6日逮捕【読売京葉92.3.7】
(傷害、強姦、強姦致傷、強盗殺人、殺人、強盗強姦、恐喝、窃盗)
電気コード
柳刃包丁
4 1994.8.8【読売京葉94.8.9】
千葉地裁
死刑
(読売千葉94.4.5)
1996.7.2【千葉96.7.3】
東京高裁
控訴棄却
2001.12.3【読売01.12.4】
最高裁
上告棄却
2001.12.21までに訂正申立棄却【読売01.12.22】
・2017.12.19死刑執行
【朝日17.12.19夕】
41 小林 正人
19歳6か月
 連続リンチ殺人事件
 1.《大阪事件》1994年9月28日、大阪市中央区の路上で通りがかりの男性をたまり場に連れ込み絞殺。遺体は高知県の山中に遺棄した。
 2.《木曽川事件》同年10月6日夜、愛知県稲沢市の知人宅を訪れた型枠解体工の男性をビール瓶などで殴打。翌7日未明、同県尾西市の木曽川堤防で激しい暴行を加えてそのまま放置して殺害。
 3.《長良川事件》同7日夜、稲沢市のボウリング場で3人に因縁をつけた上に車内に監禁し、連れ回して暴行を加えて現金を強奪。翌8日未明、岐阜県輪之内町の長良川河川敷で3人のうち会社員男性と同市のアルバイト男性を金属パイプで殴り殺した。もう1名は解放された。【朝日11.3.11】本件逮捕日は小林10月14日【読売中部94.10.15】、河渕10月23日【中日94.10.24】、小森1995年1月18日【中日95.1.19】
(強盗殺人、殺人、強盗致傷、監禁、死体遺棄、傷害)
ビール瓶
鉄パイプ
4 2001.7.9
【読売01.7.10】
名古屋地裁
死刑
(読売中部00.12.28)
2005.10.14
【読売05.10.15】
名古屋高裁
死刑
2011.3.10
【朝日11.3.11】 最高裁
上告棄却
2011.3.30訂正申立棄却【2011.4.2朝日東京】
・同一事件で複数の少年の死刑確定は戦後初
42 小森 淳(大倉に改姓後、現姓黒澤)
19歳2か月
2001.7.9
名古屋地裁
無期懲役
【読売01.7.10】
(読売中部00.12.28)
43 河渕 匡由(現姓芳我)
18歳11か月
44 福田 孝行(現姓大月)
18歳1か月
 1999年4月14日午後2時半頃、山口県光市のアパートに住む会社員男性方に、排水管の検査を装って強姦目的で侵入。男性の妻を強姦しようとしたが抵抗されたため、首を両手で絞めて殺害した後に姦淫し目的を果たした。そばで泣いていた長女を床にたたき付け、ひもで首を絞めて殺害した。2人の遺体を押し入れに隠し、妻の財布を奪って逃走した。【読売00.3.22夕】4月18日逮捕【読売西部99.4.19】
(殺人、強姦致死、窃盗)
両手
ひも
2 2000.3.22
【読売西部00.3.22夕】
山口地裁
無期懲役
(中国19.11.7)
2002.3.14
【朝日02.3.15】
広島高裁
無期懲役
2006.6.20
【読売06.6.21】
最高裁
破棄差戻
・18歳と30日の犯行
【中国08.4.22夕】
・現少年法下、犯行時最年少の死刑確定
・差戻し上告審では裁判官1名が差戻し意見
【朝日12.2.21 】
2008.4.22
【中国08.4.22夕】
広島高裁
死刑
2012.2.20
【朝日12.2.21】
最高裁
上告棄却
45 千葉 祐太郎
18歳7か月
 2010年2月10日午前6時40分ごろ、共犯の少年(17)を連れ、宮城県石巻市の復縁を迫っていた元交際相手の少女宅に牛刀を持って押し入り、2階寝室で少女の姉、友人の少女を刺殺。一緒にいた友人男性も刺して怪我を負わせた。その後に元交際相手の少女を車で乗せ連れ去った。事件前には元交際相手を鉄棒で殴るなどして重傷を負わせていた。【読売10.11.26】2月10日逮捕【読売10.2.11】
(傷害、殺人、殺人未遂、未成年者略取、銃砲刀剣類所持等取締法違反)
牛刀 2 2010.11.25
【読売10.11.26】
仙台地裁
死刑
(日経10.11.20)
2014.1.31
【読売14.2.1】
仙台高裁
控訴棄却
2016.6.16
【読売16.6.17】
最高裁
上告棄却
2016.6.29訂正申立棄却【河北16.7.2】
・裁判員裁判で初の少年に対する死刑判決
【河北10.11.26】
46 遠藤 裕喜
19歳
 後輩の少女に交際を断られたことを逆恨みし、2021年10月12日午前3時半頃、山梨県甲府市の少女宅に侵入し、少女の父親と母親をナイフで刺して殺害。少女の妹の頭を鉈で叩きつけて大けがを負わせた。逃走前に住宅に放火して全焼させた。【読売22.4.9】10月13日逮捕【読売21.10.13夕】
(住居侵入、殺人、殺人未遂、現住建造物等放火)

ナイフ
2 2024.1.18
【読売24.1.19】
甲府地裁
死刑
(読売山梨23.12.12)
2024.2.1取下げ
検察非上訴
【読売24.2.3】
・特定少年に対する初の死刑判決
【読売24.1.19】
・一審確定は現行の少年法では初
米軍事法廷で死刑判決
田村 勝則
17歳7ヶ月
1945年12月19日午前2時、札幌市の米軍基地に少年3人(17〜18歳)が侵入。倉庫から物資を盗もうとして米軍MPに捕まったが、田村がMPを銃剣で刺殺して逃走した。【北海道46.1.23】同月20日に検挙【北海道45.12.30】 銃剣 1 1946.1.23
【北海道46.1.24】
米軍事法廷
死刑
・1945年8月頃から仲間と窃盗を繰り返し少年院に引き渡され農業開拓学校に入所
【北海道46.1.24】
・共犯2少年には強制労働30年【北海道46.1.24】
・1946年5月17日、巣鴨プリズンで絞首刑執行【GHQ】
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